冬の蔵王に憧れ来れば…

こんばんは。

女将の竹内です。

今、夜19時を過ぎ、段々と風が強くなってきました。

明日の蔵王は爆弾低気圧の影響で風速11メートル以上になる予報です。近くのすみかわスノーパークスキー場はリフト運休となります。

3月に入り降った雪は解けずに残っておりますので、低気圧通過後は春スキーをもう少し楽しめそうです。

振り返ると、2月、3月と温泉好きのリピーター様にたくさんお越しいただいております。

遠くは淡路島から、峩々のお湯が大好きだからと今年もお越しいただいたり、最高齢は95歳のお客様は、重いお土産を携えて再訪下さったり、天空の湯の恵比寿様と大黒天様へ、とお酒をお供えくださったりと、峩々温泉に思いを馳せ、待ちに待って来てくださることがとても嬉しく有り難いです。

その昔、峩々温泉で自炊湯治が盛んだった頃に生まれた、「峩々小唄」という唄があります。その唄の歌い出しは、「冬の蔵王に憧れ来れば、峩々の出湯が湧いて待つ」です。

冬の峩々温泉は魅力的で人々を惹きつけるのは、今も昔も同じです。なかなか来ることができない、距離の問題もあると思いますが、雪に閉ざされた山奥の一軒宿で、冷えた体で温かい温泉に入ると、体の隅々まで温泉が沁み渡り、上がった後のポカポカは幸せな気持ちになります。一度体感すると忘れられなくなるのかもしれません。

もうすぐ雪が溶け、季節は変わり雪とはしばしのお別れになります。寒い寒いと思っていた冬との別れは名残惜しさもありますが、私自身しっかり成長して、またお客様と再会できる日を楽しみに頑張りたいと思います。

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