温泉

「代々蔵王の山に生き、この名湯を守り続ける。」
そんな思いで明治初期から受け継がれる温泉は、日本三大胃腸病の名湯とも言われています。
当宿では100%源泉かけ流しにこだわっており、
「かけ湯」「飲泉」「入浴」の3つの方法で湯治を行なっていただけます。

大浴場 イメージ

大浴場Large public bath

大浴場には2つの湯船があり、「ぬる湯」は38〜42度・「あつ湯」は47度に設定されております。
ぬる湯はゆったりと浸かることができますが、あつ湯はかなり熱く峩々温泉伝統の「かけ湯」でのご入浴をおすすめしております。伝統的な湯治文化をぜひ体感してください。

あつ湯 イメージ
あつ湯 イメージ
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あつ湯

あつ湯の温度は47度にあわせております。こちらでの入浴方法は大変ユニークで、私どもでは「かけ湯」と呼んでおります。
湯船の淵に木枕を置きましたら、そこへ寝そべります。竹の筒でゆっくりと1回1回丁寧に胃や腸のあたりに掛けていきます。最初は熱く感じますが、徐々に幹部がじんわり温まってきます。その方のリズムによって調子を整えながら100杯続けていただくのが峩々の伝統です。この入浴方法は湯治客らの間で、熱い湯でも湯あたりを起こさないようにと生まれた方法です。

ぬる湯 イメージ
ぬる湯 イメージ
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ぬる湯

ゆったりと湯船に浸かって温泉を楽しめる、ぬる湯。「入浴」することで体がじんわり温まり、血行促進による疲労回復、代謝促進が期待できます。また、首までしっかりと浸かって身体に「水圧」や「浮力」がかかることで、筋肉の緊張がほぐれて全身リラックス。この天然マッサージで血流がよくなり、リンパの流れも促進されてむくみやだるさの解消にもつながります。

露天風呂 イメージ

露天風呂Open-air bath

露天風呂の楽しみは、泉質よりもむしろ周辺の自然にあると思います。四季の移ろいを感じながらの入浴はまさに旅情を感じさせるものです。川風や鳥のさえずりに耳をすませながら、まさに蔵王の一部になる瞬間。標高850mの山の中で、ゆっくりと湯につかる喜びはかけがえのないものです。

男女別露天風呂 イメージ
男女別露天風呂 イメージ
男女別露天風呂 イメージ

男女別露天風呂

滞在中自由にお浸かりいただける、露天風呂。目の前には峩々温泉の名前の由来にもなった、「峩々たる岩々」が広がります。季節によって移ろいゆく蔵王の山を感じながら、下を流れる川のせせらぎに耳を傾けてゆったりとした時間をお過ごしください。

混浴露天風呂 イメージ
混浴露天風呂 イメージ
混浴露天風呂 イメージ

混浴露天風呂

男女別にわかれている露天風呂から石段を下ると混浴露天風呂に繋がっております。
なぜ峩々温泉に混浴文化が残っているかと申しますと、やはり湯治場としてのなごりが多く残っているからなのでしょう。お風呂は年代や性別を超えた社交の場。仲良くおしゃべりをしながら入浴する事が湯治の基本です。(厳冬期は落雪の危険がございますので、クローズいたしております)

貸切露天風呂 イメージ
貸切露天風呂 イメージ
貸切露天風呂 イメージ
貸切露天風呂 イメージ

貸切露天風呂(天空の湯)

周りを気にすることなく自分だけの時間をお過ごしいただける、貸切露天風呂。
「天空の湯」は、文字通り天を仰ぎながら入浴していただくために作られました。浴深夜はあえて照明を落とさせていただき、月光の下で浸かる温泉をお楽しみいただいております。

INFORMATION

風呂 イメージ
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設備 ドライヤー(常置)/液体石鹸/ボディーソープ/リンス/シャンプー/カミソリ
入浴時間 チェックアウト宿泊の場合 24時間入浴可能(清掃時除く)
大浴場 イメージ

Living in the mountains of Zao for generations
and continue to protect this famous hot spring.
代々蔵王の山に生き、
この名湯を守り続ける。

開湯150年の峩々温泉は湯治場として受け継がれ現在六代目となります。全国的にも珍しい「飲泉」ができる温泉としても知られ、古くからたくさんの湯治客に愛されてきました。入浴や飲泉方法につきましては、六代目 湯守 竹内宏之(温泉入浴指導員)がアドバイスをさせていたきます。お気軽にお声掛けくださいませ。

【鮮度の高い源泉温泉かけ流し】

体の芯まで温まり、湯ざめをしません。本館大浴場には、あつ湯とぬる湯、男女別露天風呂とございます。理想的な湯治を行なっていただくため、様々な工夫を凝らしています。峩々温泉独特の「かけ湯」「飲泉」「入浴」の三拍子で、湯治をして下さい。また、サイフォン式の導入により、内湯「ぬる湯」、貸切風呂「天空の湯」は、お湯が溢れ出ませんが浴槽下部より古い湯とゴミが流れ出るしくみになっています。常に新しい湯で浴槽が満たされるよう配慮しております。

【日本三大胃腸病の名湯】

宮城県の峩々温泉、群馬県の四万温泉、九州の湯平温泉というように昔から言われ続けております。この三ヶ所における共通点は「飲泉」による効果が期待できる源泉を所有しているところです。泉質もそっくりですし、源泉温度や周辺環境なども似ていると思います。峩々も四万も湯平も昔から飲めば胃腸によく、入れば肌によいと言われてきた温泉地です。慢性消化器病や慢性便秘の方、またはストレスの多い仕事をされている方などにぴったりの温泉地だと思います。

【美肌入浴法】

よく「美人の湯」などと呼ばれている温泉地を耳にすることがあると思います。そのような温泉地の泉質は、たいてい「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」「硫黄泉」のどれかです。峩々温泉の場合は「炭酸水素塩泉」と「硫酸塩泉」の2つが当てはまります。例えばナトリウム-炭酸水素塩泉(重曹泉)は、肌の汚れや古い角質を落としてくれるクレンジング効果が大きく挙げられます。肌がスベスベつるつるになります。続いてナトリウム-硫酸塩泉(芒硝泉)です。潤いを補給する保湿成分を言います。

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