2024.08.27
こんにちは。
女将の竹内です。
昨日は信じられない奇跡がほぼ同時に2つおこりました。
どちらも峩々温泉オリジナルTシャツにまつわる奇跡です。
余りにも感動したので、ここで紹介したいと思います。
一つは、夏休み中、私たち家族はみんなでなかなか出かける事が出来ないのですが、
家族で花火だけは見たいと思っており、どこというわけではなく日程が合い且つ、
行ける範囲の花火大会に行くことにしています。
その先日行った花火大会で、駐車場に着くや否や峩々温泉オリジナルTシャツを着ている方に遭遇しました。
私達家族は誰も峩々Tを着ていませんでしたので、その方は当たり前ですが私達を知る故もなく、
私はびっくりと嬉しさの余りお顔をまじまじと見てしまいました。
その方のTシャツのデザインから、最近峩々温泉にお越しの方ではないなとか、
私よりお若い方だななどいろいろ考え、こんな素敵な花火大会の日に峩々温泉マークのTシャツを
チョイスして下さったことに、家族一同大感動して帰ってきました。
そして昨日、その方があの時のTシャツを着て峩々温泉にお越しになったのです。
着ていらっしゃるTシャツのデザインとお顔を拝見して、失礼ながら先日花火大会に行きませんでしたか、と聞いてしまいました。すると、行ってました!とのお返事に驚きを隠せませんでした。
実は、その方は昨日は宿泊でお越しになったのではないのですが、こんなに早くあの時の方に巡り合えると思っていませんでした。
昨夜は家族でこの奇跡の巡りあわせに感激し、今も興奮冷めやらぬ状態です。
2つ目は同じく昨日、峩々温泉Tシャツを着ている方を見た、と主人の昔からの友人家族が連絡してきてくれました。このご家族は関東に暮らしており、家族で夕食をとっていたところ
向かいに峩々温泉オリジナルTシャツを着た人がいる!とびっくりして思わず連絡をしてきてくださいました。
主人と私は直ぐにTシャツを着て下さっている方がどなたかわかりました。
峩々温泉を思い、いつも私たちにエールを下さる方です。
とてもとても嬉しいです!
こんな嬉しい形で峩々温泉を通して縁が繋がり、ブーメランのように幸せが戻ってくる奇跡に、
感謝の気持ちでいっぱいです。
日常の中にある小さな奇跡は決してただの偶然ではなく、私達一人一人の思いが巡り巡って繋がっている“ご縁”なのだと改めて実感致しました。
そのご縁に今日も私たちは励まされ、感謝し、幸せな気持ちでこの地で暮らす事が出来ています。
今朝は、毎年来てくださっている方が『じゃ、また来年』と言って帰って行かれました。
その言葉に少しの寂しさと切なさを感じつつ、どうぞお元気で、とお見送りしました。
私達がここで峩々温泉を営んでいる日々は、はっきり言って大変なことばかりです。
旅館業は24時間営業、お客様優先、安全第一が当たり前の商売で街場と同じように営業しているように見えても、山の苦労が本当に沢山あります。そして、いつ何があろうとも全ての問題に自分たちで対応し、苦労や悲しみがあっても笑顔でお客様をお迎えしなければなりません。
そんな中でも、私たちは癒しを求めてきてくださっているお客様から逆に心を癒されることも本当に
沢山あり、日々心の支えになっています。
偶然の巡り合わせを目の当たりにし、単にサービスを与える側とされる側という仕組みの仕事ではなく、壮大な人のご縁が詰まっているロマンを昨日は感じる事が出来ました。
だからこそ、明日も元気に頑張り、より良い仕事をしなくては、と思います。
叱咤激励厳しい言葉をくださる方も、応援して下さる方もすべて受け入れ、またここから精進していきたいと思います。人生に彩を添える奇跡はすぐそこにいつもあると信じています。
※峩々温泉から青根温泉方面に少し進んだところにある夫婦岩(めおといわ)
『送りましょうか、送られましょうか、せめて夫婦の岩までも』という歌詞が峩々温泉小唄にうたわれており、見送る側の後ろ髪を引かれる思いは古より変わらないのだと感じます。