こんにちは。女将の竹内です。

昨日、那須朝日岳での山岳遭難のニュースに衝撃を受けた登山愛好家の方々も多いと思います。

私は登山家ではありませんが、山に暮らしているものとして、山の怖さを知っている1人として昨日のニュースには心が痛んでいます。

10月6日金曜日、私が蔵王で感じたことは、正に、季節が夏から秋へとスイッチを入れ替えたように変わった日だったことです。峩々温泉周辺もその日は強風でした。特にお昼過ぎから夜にかけて強風のうえ気温も低く前日より5℃は低かったと思います。風があるので体感はもっと寒いです。蔵王の850メール地点でこの天候だったので、山頂はもしかしてみぞれか雪かもね、と言っていたくらいでした。前日までは、まだ気候が安定している秋の山、といった感じだったのが、1日で変わりました。いつもの年よりも気温が高く、いつもの年よりも寒暖差が緩やかなことは確かですが、日没は早く、日の出は遅くなるこの秋の日照時間はいつもと変わりません。

ちなみに、山の麓にある遠刈田温泉と峩々温泉では天候が全く違います。よく言われることですが、蔵王エコーライン、滝見台から上は別世界になり、天候が変わります。

秋は、山は特に季節の移ろいが早くなります。

山に行くなら午前中です。午前中である程度登山が終わるようスケジューリングをして頂きたいと思います。午後、荒れ出したら止まらなくなるのが1番怖いです。

どうぞ皆様、安全第一で、準備万端でお出かけください。

紅葉はいつもより1週間〜10日程度遅いです。

慌てず、じっくりゆっくりお出かけください。

談話室では薪ストーブに火が入っています。